JR可部線(広島県)の可部-三段峡間の廃止問題

2002年7月16日・中国新聞 廃止届けを前に可部線対策協の初会合

 試験的に運行本数を増やすなど、沿線で利用促進に取り組んできたが,JR西日本が今年11月末までに可部(広島市安佐北区)~三段峡(広島県戸河内町)間の廃止届を提出することになった可部線について、沿線の5市町村が可部線対策協議会(会長・秋葉忠利広島市長)を結成、JRと広島県を交えて15日に鉄道存続策を話し合う初会合を開いた。廃止予定区間の運賃収入や利用客数などのデータを基に三セクで運営する際の収支予想や経営形態などを検討し、11月末までにあと2回会合を開いて存続かバス転換か結論を出すことになっている。

○ 「最後の1%でも可能性は探る」。JRから廃止通告を受けた2002年5月27日、沿線5市町村で作る可部線対策協議会の秋葉忠利広島市長は鉄路の存続にかける決意をそう表現した。
○ JR西日本は鉄道の存続にまったく否定的。年間約6億円の赤字が解消する見通しはないと断定。

存続運動 

 期 日  名 称   主催・場所など       内   容  
2002年
3月24日
太田川源流の森写真展 広島県加計町
川・森・文化・交流センター
可部線存続運動に連帯する。講演会も
ある。可部線の絵葉書も販売。
2002年
3月31日
みんな集まれっ!
かべせんフェスタ
可部線対策協議会
JR可部線存続実行委員会
可部線について語り合い、可部線の明日を提案する。
2001年
1月3日
「がんばれ かべせん」CD発売

関連HP  がんばろう!可部線 … 廃止反対運動を紹介
         可部線の行方     … 中国新聞の特集ページ。「ぶらり可部線」という沿線紹介もあり