2006年11月22日 讀賣新聞

イベント列車企画会社参加 鹿島鉄道事業者公募
 鹿島鉄道存続を狙った新事業者の公募に21日、イベント列車などを企画する「トラベルプランニングオフィス」(東京都渋谷区、中尾一樹代表)が参加を表明した。公募を主催する「鹿島鉄道対策協議会」が応募条件にしている第1種鉄道事業者の資格は今後取る予定。同社は資本金2000万円。結婚式列車や車内コンサートの企画、鉄道の中古車両の譲渡仲介などを手がけている。以前にも廃線の危機にある鉄道の新事業者公募に手を挙げた経験があるが落選している。

 鹿島鉄道に注目した理由を、中尾代表は「観光客誘致や民間共用化される百里飛行場へのアクセスに使える。また、廃線の危機にある各地の鉄道を救う一歩を、鹿島鉄道から踏み出したいとも考えている」と説明する。公募開始は27日。協議会事務局の石岡市は「トラベルプランニングオフィスから連絡はもらっている。鉄道存続の観点から手を挙げていただけるのは幸い」と話している。

(2006年11月22日 読売新聞)