2006年2月26日 讀賣新聞
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鹿島鉄道(石岡―鉾田、27・2キロ)が廃線方針を表明したことを受け、沿線の中学、高校の生徒会でつくる「かしてつ応援団」(団長=寺内壮馬・小川高生徒会長)が25日、存続を求めて玉里村のショッピングモールで署名・募金活動を実施した。3月4日には石岡市内で行う。
生徒らはショッピングモールの出入り口に机を用意、「鹿島鉄道存続のためにご協力お願いします」と呼びかけた。署名をした石岡市東光台の主婦(70)は「私たちは病院へ行くのに利用するし、なくなったら特に生徒さんたちは困るだろう。存続して欲しいねえ」と話した。
応援団は23日にはコメントを発表、鹿島鉄道対策協議会(会長・横田凱夫石岡市長)に対し〈1〉検討委員会を設けて再生計画を作る〈2〉利用者の意見を聞く場を設ける――の2点を求めている。
3月4日には「かしてつバンド列車」と称して車内でバンド演奏を行ったり、同19日には玉里村総合文化センターで、存続を求める人たちのビデオメッセージの上映会を開催する。