2008年8月3日 茨城新聞

かしてつバス応援団
 昨年三月に廃線となった鹿島鉄道の代替バス利用促進を目的に旧沿線の高校生徒会でつくる「かしてつバス応援団」は七月二十五日、石岡市の県立石岡商高で会議を開き、募金活動やバス停の清掃のほか、高校生のマナーアップ作戦に取り組むことを決めた。新団長には同校三年の押久保幸枝さんを選出した。

 同校をはじめ鉾田二、玉造、石岡一、石岡二、小川の各校生徒会役員や顧問の教師らが出席。活動方針では、高校生のごみポイ捨てや大声の雑談に対する苦情が学校などに寄せられていることから、生徒会として「公共施設はみんなのもの」と訴えることを決めた。
 会議後は、鹿島鉄道の線路跡を「バス専用道」として整備する計画について石岡市の佐藤敏明企画課長から概要説明を受けた。同計画は石岡、小美玉両市と県が検討している。
 同応援団は、鹿島鉄道の存続運動を展開していた沿線高校生徒会によって昨年七月に発足。代替バスの利用促進活動のための街頭募金や応援団キャラクター「かしてつバスくん」のシール作製、「ギャラリーバス」での作品展示などを行ってきた。

【写真説明】
旧鹿島鉄道沿線の生徒会役員らが集まって開かれた「かしてつバス応援団」の会議=石岡市の石岡商高