廃線「かしてつ」気動車を開放

 鉾田駅跡でイベント

写真:写真説明
鉾田駅跡で公開された車両内部
 今月中に駅舎が解体される予定の旧鹿島鉄道鉾田駅跡(鉾田市)で2日、お別れイベント「さよなら鉾田駅」が行われた。

 鉾田駅跡地に鉄道交通公園を作ろうと募金活動を進める市民団体「鉾田ネバーギブアップかしてつ」(吉田亜里子代表)が企画した。

 3月末の廃線以来扉を閉ざして保存されていた気動車を駅ホームに入れて開放し、駅舎で野菜の販売や麦茶のサービスなどを行った。

 久しぶりに気動車に乗った家族連れや鉄道ファンは、写真を撮ったりして懐かしんでいた。同市新鉾田、鉾田小3年大川愛美さん(8)は、「車両の床が、板でできているのが好き。また走ってほしい」と話していた。

2007年6月2日  読売新聞)